新潟でサウンドエンジニアとギター講師をやっている堀田晃一です。ギター歴は気づけば24年になりました。中学2年のときに友達の兄貴が弾いていたストラトの音にやられて以来、ずっとギターが生活の中心にあります。

最近、ギター教室の生徒さんから「新潟でハイエンドギターって買えるんですか?」と聞かれることが増えてきました。たしかに、ハイエンドギターとなると東京や大阪の大型店に行かないとダメなんじゃないか、と思う気持ちは分かります。僕も上京していた頃は御茶ノ水をウロウロしていましたから。

でも、新潟にもちゃんとハイエンドギターに出会える場所はあります。そんなことを考えていたとき、ネットでたまたま見つけた記事がすごく良くまとまっていたので、今回はその記事の紹介を中心に、新潟のハイエンドギター事情について僕なりの視点も交えて書いてみます。

LoveMusicの記事との出会い

きっかけは、生徒さんへの情報提供のためにネットで「新潟 ハイエンドギター」と検索したことでした。いくつかの記事を読んだ中で、特に参考になったのが音楽ブログ「LoveMusic」さんの記事です。

新潟でハイエンドギターを購入するためのガイドとしてまとめられたこちらの記事では、ハイエンドギターの基礎知識から、おすすめブランド、そして新潟の店舗情報まで、一通りの情報がコンパクトに整理されていました。

僕のように新潟で長年ギターに触れてきた人間からしても「そうそう、これが知りたい人多いんだよな」と思える内容だったので、ここで紹介させてもらいます。

記事で紹介されていた内容をざっくり

ハイエンドギターの定義が分かりやすい

LoveMusicさんの記事では、ハイエンドギターを「最上級」「高品質」なギターとして丁寧に説明しています。初心者の方にとって、そもそも「ハイエンドって何?高いギターのこと?」という疑問は当然あるわけで、その入口をちゃんと押さえているのが好印象でした。

実際、ハイエンドギターとただ値段が高いだけのギターは別物です。使用する木材の選定、ピックアップの品質、フレットの処理精度、ネックの仕上げなど、すべての工程に妥協がない。たとえば木材ひとつ取っても、ハイエンドメーカーは何年も自然乾燥させた良質な材を厳選して使います。量産品とは木材の鳴り方からして違うわけです。この違いが記事の中でしっかり伝わってきました。

おすすめブランドのラインナップ

記事ではSuhr、Tom Anderson、Mayones、Gibson Custom Shop、Fenderといったブランドが紹介されていました。このラインナップ、ギター講師として見てもかなりバランスが良いです。

参考までに、各ブランドの特徴を僕なりに整理してみます。

ブランド特徴向いているジャンル
Suhrアメリカ高域のキレが抜群。クリーンからハイゲインまで対応力が高いオールジャンル
Tom Andersonアメリカ独自の多機能コントロール系。バスウッドの鳴りが特徴的フュージョン、ジャズ、ポップス
Mayonesポーランド手作業による緻密な加工。多弦ギターの完成度が極めて高いハードロック、メタル、プログレ
Gibson Custom ShopアメリカGibsonの最高峰ライン。伝統的なサウンドを極限まで追求ロック、ブルース
Fenderアメリカ言わずと知れた定番。American Ultraなど上位ラインも充実ロック、ブルース、カントリー

Mayonesは日本ではまだ知名度がそこまで高くありませんが、ポーランドのグダニスクで1982年に創業されたブランドで、全モデルが自社工場での手作業です。エレキギター博士でも詳しく紹介されている通り、良質な木材選定と多層ネック構造による安定感は一度弾いたら分かります。

新潟の店舗情報

記事では島村楽器の新潟ビルボードプレイス店とイオン長岡店が紹介されていました。どちらも実際にハイエンドギターを展示・販売しているお店で、新潟でギターを探している人にとって実用的な情報です。

地元ギタリストとして補足したいこと

LoveMusicさんの記事がベースとしてとても良かったので、ここからは新潟で20年以上ギターを弾いてきた僕の経験から、いくつか補足を加えます。

島村楽器 新潟ビルボードプレイス店の底力

島村楽器 新潟ビルボードプレイス店は、県内のギタリストなら一度は足を運ぶべき場所です。新潟市中央区のビルボードプレイス4Fにあります。

このお店の何がすごいかというと、ハイエンドギターの試奏環境が本気で整っているところ。LINE6 HelixやKemper PROFILER STAGEといったハイエンドなマルチプロセッサーが試奏用に用意されていて、事前予約すれば防音室で大音量での試奏もできます。

新潟県内でG7 Specialの購入・オーダーができるのはこのお店だけですし、Suhrをはじめとした国内外のハイエンドギターが実際に展示されています。県内一の品揃えは伊達じゃありません。

老舗「あぽろん」も外せない

新潟のギター好きなら「あぽろん」の名前を知らない人はいないはずです。1972年創業の老舗楽器店で、県内に複数の店舗を展開しています。

あぽろんの魅力は、他店にはないこだわりのセレクト。日本でここでしか取り扱っていないブランドもあるほどです。大物ミュージシャンが足を運ぶ店としても知られていて、80年代に活躍したバンドのギタリストが常連だったという話も聞きます。

ハイエンド専門というわけではありませんが、スタッフの知識量と提案力には定評があるので、ギター選びに迷ったときの相談先として心強い存在です。

ハイエンドギターの魅力を改めて語りたい

せっかくなので、ハイエンドギターの何がそんなにいいのか、僕自身の体験も交えて書いておきます。

弾けば分かる「音」の違い

最初にSuhrのギターを弾いたときの衝撃は今でも覚えています。クリーントーンの透明感、コードを鳴らしたときの分離感、高域の抜けの良さ。それまで使っていた10万円台のギターとは次元が違いました。

ハイエンドギターの良さは、弾いた瞬間に分かります。逆に言えば、スペック表を眺めているだけでは伝わりません。だからこそ試奏が大事なんですが、その話はもう少し後で。

よく「初心者にハイエンドは宝の持ち腐れだ」という意見を聞きますが、僕はそう思いません。むしろ、最初から良い楽器を手にした人のほうが上達が早い。弾きやすさが段違いなので、変なクセがつきにくいんです。

「一生モノ」は大げさじゃない

ハイエンドギターは確かに高い。30万円、50万円、モデルによっては100万円を超えるものもあります。でも、適切にメンテナンスすれば文字通り一生使えます。

僕が20代後半で手に入れたSuhrのストラトタイプは、もう10年以上の付き合いです。フレットの打ち替えを一度やりましたが、木材の状態は最初の頃とほとんど変わりません。むしろ弾き込んだ分だけ音が育ってきている感覚すらあります。

安いギターを何本も買い替えるより、本当に気に入った一本を長く使い続けるほうが、結果的にコスパが良い。そういう考え方もあります。

試奏するときに見てほしいポイント

ハイエンドギターを買うなら、絶対に試奏してから決めるべきです。ネット通販で買う人もいますが、特に初めてのハイエンドであれば店頭で弾いてみてほしい。

試奏でチェックすべきポイントをまとめます。

  • まずはクリーントーンで弾く。歪ませる前に、ギター本来の鳴りを確かめる
  • 開放弦からハイポジションまで、音のバランスが均一かどうか
  • ネックの握り心地。長時間弾いても疲れない形状かどうか
  • フレットの処理。引っかかりがないか、指板の端を手でなぞって確認する
  • 2本以上を比較する。1本だけだと基準がないので良し悪しが判断しにくい

試奏で大事なのは「遠慮しないこと」です。高い楽器だからといって恐る恐る触る必要はありません。お店のスタッフも、本気で検討している人にはしっかり対応してくれます。島村楽器のビルボードプレイス店なら防音室の予約もできるので、ぜひ活用してください。

新潟でギターを買う意外なメリット

最後に、東京ではなく新潟でギターを買うメリットについても触れておきます。

「品揃えなら東京が一番」と思いがちですが、地方ならではの良さがあります。

  • 試奏の順番待ちが少ない。東京の人気店は週末になると試奏待ちが発生することもある
  • スタッフとじっくり話せる。都心の忙しい店舗と比べて、一人のお客さんに割ける時間が長い
  • 購入後のメンテナンス対応がスムーズ。顔を覚えてもらえるので、長い付き合いになる

僕自身、新潟に戻ってからのほうがギター選びで満足のいく買い物ができるようになりました。「地方だから」と諦める必要は全くありません。

まとめ

今回はLoveMusicさんの記事を紹介しつつ、新潟のハイエンドギター事情について書いてみました。

新潟にはハイエンドギターを展示・販売するお店がちゃんとあります。島村楽器 新潟ビルボードプレイス店ではSuhrやGibson Custom Shopなどのハイエンドブランドを実際に手に取れますし、あぽろんのような老舗楽器店ではスタッフの経験と知識に裏打ちされた提案を受けられます。

ハイエンドギターは安い買い物ではありません。だからこそ、しっかり情報を集めて、実際に店舗で試奏して、自分に合った一本を見つけてください。新潟でギターを探している方の参考になれば嬉しいです。

最終更新日 2026年4月24日 by ologic